動物園へ 行こう!

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🚃🚃🚃🚃🚃 さてさて、乗り換えも済んで、一段落だ。 移動はかなり気を使うが、一塊になっている車内なら、幾らか気が抜け……ない!! 何やってんだ、アイツ等!? ギョッとする周囲の視線も構わずに、座席に正座して、向かえ合わせで座り込んだタケと和泉の2人。 さらりと取り出したピンクの紐で、いきなり綾取りを始めやがった!! どこまで自由なんだ、この2人!? しかもロックの奴、和泉に構って貰えず拗ねたのか、綾取りする2人の間に割り込んで、ちゃっかり和泉の膝に座りやがった!! 「ロック、重いし見えないよ~」 「いっちゃんが、遊んでくれないからだ!」 ぶっすと返すロックに、和泉は苦笑する。 苦笑したいのはこっちだ、まったく! 呆れたのは、どうやら俺だけではなかった。 「今時、幼稚園児だってんな事しないぞ?」 みっとも無いと呟いて、猫の仔の襟首掴む様にロックのパーカーを掴み、和泉の膝から下ろした伊織。 「は~な~せ~! いっちゃんの膝は、俺のもんだ~!」 騒ぐロックを伊織の奴、無造作にひょいっと放り投げやがった! クルンと空中で一回転したロックは、スポッと斗真の腕に収まる。
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