アキバへ 行こう! 和泉、1人でお出掛けするよ?

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「公道でセクハラたぁ、良い度胸だな!?」 ヘッドロックでロックを押さえ込む常識人・都織に、和泉の尊敬の眼差しが注がれる。 「都織、偉い! 都織、格好良い! 都織、凄い! がんばれー! パチパチと拍手をしながらの和泉の声援に、珍しく都織が照れる。 「なんか、今日の和泉に誉められると、ちょっと嬉しいな!」 デレる中学生! だがしかし、そいつは偽物! すっぴんになったら、特出した所も無い、平凡な男子高校生だぞ? 良いのか、受験生!? 「今は可愛い美少女だから――」 ロックを突き放した都織。 「問題無し!」 パチパチまだやってる和泉に向けて、両手を広げた。 「よーし、和泉! 来い!」 「はーい♪」 良い子のお返事で、都織の腕に飛び込もうとする和泉。 の首根っこを、伊織が押さえた。 「うにゃー!」 奇声を発した和泉を、伊織は小脇に抱える。 「あ、いっちゃんだけズルイ!」 抗議する尊は、李杜に抱えられた。 「悪目立ちし過ぎだ、さっさと行くぞ!」 尊を荷物の様に抱えたまま、李杜はスタスタ歩き出す。 その足先は、駅に向けられていた。 慌てて、皆も付いて行く。
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