第1話 再び始まる日常

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「空花、起きて。空花ー」 声をかけながら、空花の肩を軽く揺する。 「むにゃ……羊が1505匹……羊が1506匹……」 ……夢の中でも寝る気ですか? 「いや、寝るんじゃなくって起きて!」 もう一度呼びかけると、ようやく空花の目が開いた。 「んぅ……あれ、ゆうま?」 「おはよ。もう朝だよ」 「え、もうあさ……?」 両目を軽く擦りながら返事を返し、起き上がる空花。 ようやく目覚めたようだ。
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