序章

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目をキラキラしながら近寄ってきたのは 佐野 友輝 <サノトモキ> 俺の数少ない本当の友達 スポーツ万能だが、頭が弱い そして凄くお人好し 「ごめん今日は無理だわ」 今日の昼休みは用があった。 「ええ!なんで!俺の事嫌いになったの!?ねえ、嫌いにならないで~」 今にも泣き出してしまいそうな友輝。 お人好しっていうのは訂正。 ただの馬鹿。 そこが好きなんだけど 「だー!落ち着けって。ちょっと呼ばれたからそっちに行くだけだ。」 「…俺の事、嫌いじゃない?」 そんなうるうるした目で見るなよ… チラッと時計を見ると、約束した時間を過ぎてる。 ち、やべえな 本当は行きたくないがしょうがない 「寧ろ大好きだ!じゃあな」 THE 言 い 逃 げ 急いで教室を出る 廊下を走ってたら 「俺も大好きだあああ」 なんて聞こえた気がした
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