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「あぁーもう、またですか。本当にいつ見てもムカつくピエロですね」
いっそ殺っちゃいますか、と朝から物騒なことをぼやいている少年。いな沖田総司。
「いやいや絵なんだから、無理に決まってんじゃん」
沖「まぁ、そうなんですけど…平助はこれを見て何も思わないんですか?」
苦笑いしながらやって来た藤堂平助は、沖田から手渡された紙を凝視した。
藤「うん、殺っちゃいますか」
「オイコラ、そこで何抜かしてんだテメェーらは」
「「 げぇ!! 」」
鬼のような顔つきをしてやって来た土方。
土「今日は確か2人とも巡察する日だったよな?」
「「 はい、行ってきます 」」
ここにおれば、この死体と同じような状態にさせられると思った2人は、一目散に投げ出した。
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