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沖「はぁー土方さんのせいで甘味が食べたくなりましたよ~
ねぇ平助、甘味処に行きましょう」
藤「えっ!また土方さんに怒られるよ。それに……」
平助が後ろを振り向くのにならって、自分も後ろを向いて見ると、そこにはあの現場にいた2人の少女がニコニコしながら着いて来ていた。
沖「あれ、もしかして付いて来た感じですか?」
藤「そうみたいだね。どうする?屯所に連れて行く?」
沖「そうしましょう。その前に甘味を食べにいきましょう♪」
そう言って、嫌がる平助の背中
をぐいぐい押しながら甘味処に向かった。
沖「すみませーん。お団子10皿と羊羹を10皿お願いしまーす!!」
着いたと同時に、そんなに食べるのかと言うぐらいの量を頼み始めた沖田。
沖「モグモグ……それではお2人の名前を教えて貰っても良いですか?」
2人とも髪型から姿格好まで同じで、
唯一違うとしたら、髪に付けている髪飾りだけであった。
最初に口を開いたのは、向日葵の髪飾りをつけた女の子であった。
夏『私は、双子の姉の一ノ瀬夏。こっちは妹の春』
もう1人の子は、桜の髪飾りをつけていた。
藤「えーっと、お夏ちゃんとお春ちゃんは歳いくつ?」
「「16」」
「「 うへぇー!? 」」
見た目からして、8、9歳ぐらいだと思っていた2人は、予想をはるかに越えていたため、声が裏返ってしまった。
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