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駅に着き、レンタカーを借りに向かうのに歩き出した。
「翔胡はなんで来てくれるの?」
小走りで俺を追いかけてきた瑚渡が俺に質問を投げて来る。
槇途なら、
「お前が好きだからだ」
とか言うだろうな。
女もそう言って貰えるのを期待しているだろう。
でも、俺はまだ、本気で好きとは言い切れない。
何も知らない瑚渡と一緒に住むのも、戸惑いを隠せない。
瑚渡が欲しい気持ちには嘘はない。
この気持ちは何と言うんだろうか?
「瑚渡、一人だと俺のとこ戻って来れなそうだからな。」
笑って答えた俺に、むっとした顔をする瑚渡。
急に愛しくなって、瑚渡を抱き寄せキスをした。
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