関係

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マンションに着き、慣れたように部屋に入って行く瑚渡。 とりあえず、玄関で瑚渡を待つ。 「おかえり」 男の声が聞こえる。 「荷物、纏めに来たよ」 「本当に行くのか?」 ・・・会話を聞いているのが苦しい。 瑚渡の元に行きたくなる衝動を必死で抑える。 「本気で他の男に惚れたのかよ」 「キャッ」 怒鳴り声が聞こえたかと思うと、瑚渡の小さな叫び声。 「んっ・・  やっ・・」 さっきまで俺の側で出していた、瑚渡の甘い声。 無意識に拳を握り締める。 「んぁっ・・  やめっ・・  助けて翔胡!!!」
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