関係

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「お待たせ致しました」 タイミング良く来た店員のおかげで話は遮られた。 熱々のステーキが、目の前に置かれる。 「「いただきます!」」 2人で手を合わせて言ったことに同時に吹き出した。 「やっぱり手は合わせるよね!」 「肉に失礼だからな」 「なにそれ!笑」 「ぁー美味い!」 「本当だ!美味しーい♪」 何気ない、食事の時間。 楽しい一時。 いつも一人で夕食をとっていた俺にとっては、至福の時間になった。 瑚渡がどう思っていようと、構わなかった。
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