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家に着き、ソファーに座る。
「翔胡、何か飲み物淹れようか?」
「いゃ、要らない。」
瑚渡に冷たく言うと、隣に座ってくる瑚渡。
「翔胡」
「ん?」
「なんかこーゅー時間良いね」
そう言って俺の肩に頭を乗せてくる瑚渡。
・・何がしたいんだ?
溜め息を吐きそうになるのをこらえた。
同じ部屋で寄り添う意味が分からない。
どうしたら良いのか分からなくなる。
「片付けしよっか」
そう言って立ち上がろうとするも、瑚渡に腕を引っ張られ、仕方なくソファーにもう一度座る。
「翔胡」
そう俺の名前を呼んで俺に抱きついてくる瑚渡。
・・甘えているのだと漸く理解した。
「明日俺仕事だからシャワー浴びてくるな」
瑚渡が甘えて来るのを拒否するかのように言葉を放つ。
「私もシャワー浴びる!」
・・意地でも一緒に居るつもりなんだろうか。
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