3人が本棚に入れています
本棚に追加
「どうしてそんなこと言うの?」
悲しそうな顔をした瑚渡を無視して視線を逸らし、売り場に来たお客様を接客しに向かった。
接客中も視線を送り続けてくる瑚渡に苛立ちを覚える。
契約カウンターにお客様を案内し、瑚渡の方に視線をやると、雨帷と楽しげに話をしているのが見えた。
契約中も
どうしても
視線を送ってしまう自分が居た。
見られていると嫌だった筈なのに
雨帷を見ている瑚渡は嫌だ。
瑚渡の気持ちは
俺の方に向いていないと腹が立つ。
最初のコメントを投稿しよう!