確かな姿。

すれ違う心

部屋に入ると、ソファーに座り込み、大きなタオルケットを身体に巻いている、綾萌。

「ごめんな。一人にして」

「良いよ。　上司の電話ゎ出なきゃ。」

理解を示してくれる綾萌。

綾萌の隣に座り、頭を撫でると、俺を見つめてくる綾萌。

「翔胡。」

俺の名前を呼んだ綾萌にキスを落とし、

「シャワー浴びてきな？」

優しく、シャワールームに促した。

うん、と頷き、シャワールームに向かった綾萌。

携帯を取り出し、メールを送る。

雨帷には
[今日はマジで悪かった！！　　サンキュー！]

槇途には
[前に話してた綾萌に偶然逢った！！　　今綾萌とホテル居るw]

2人に送り終え、ソファーにゴロンと横になった。