始まり

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「ありがとうございましたぁ」 バイト帰りの俺は、コンビニで夕飯の弁当を買い家に帰るところだった。 今は、アパートで一人暮らしをしている為、親がいない。 当然、家に帰ってもご飯が無いのが当たり前。 アパートの階段を上がって部屋に向かう途中あることに気づく。 俺の部屋の前に・・・ いや、 二階の全ての部屋の前に黒い箱が置かれている。 「なんだこれ?誰かのいたずらか」 俺は、自分の部屋の前まで行きなんの抵抗もなく、黒い箱を持って部屋に入った。 とりあえず、コンビニ弁当をレンジで温める。 その間に、黒い箱を見てみると、NEW WORLDと書かれている。 「新しい世界?なんかのゲームかよ」 とりあえず箱を開けて見ると、手紙と携帯らしき物と縦長の木箱が入っている。 チーーーン 木箱が気になったが、それよりも俺は、飯が先。 弁当を持ってテーブルに着くと携帯が鳴り出した。 着信 小笠原隆(おがさわら りゅう)
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