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「え……じゃあ、フィラ、で。」
りょ。
「ではフィラ、契約だ。」
方法は……ゆし、魔力を増やしてやろう、俺ってば魔力無限だから減ってもノー問題だし。
「デコピンだ。」
「え?」
バチィィィンッ!!!
「!?!?!?!?!?」
おーおー、額から煙り出とるよ。
「契約完了。(多分)」
「うぅうう……。」
額を押さえてうずくまるフィラ。
何この可愛い生き物。
「あの……」
「うん?」
俺が表には出さずに悶えていると、フィラが恐る恐る問いかけてきた。
「ユート、さんは……種族はなんですか?」
種族?
「昔は人間だったけど訳あって人間じゃなくなった。」
「え……………。」
ん?何故いきなり絶望したような顔?
「プッ……ハハハハハハハ!!!!」
突然響く笑い声、しかも嘲笑うタイプの。
「落ちこぼれは……ハハハ、人間を呼ぶか、クハハハハハハ!!!!」
見るからにボッチャーンな金髪がフィラを見て大爆笑していた。
否、教師も含めて『ほとんど』がフィラを嘲笑っていた。
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