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「僕はっ!君が泣いてもっ!殴るのをっ!やめないっっ!!」
去勢したゴキノコはびくんびくんしてキモいのでびくんびくんを止めるためにさらに殴るがさらにびくんびくんするのでさらに殴る。
これ無限ループじゃね?
「さぁってぇ!!そろそろフィナーレとしますかぁ!!」
全身殴られたので身体が1.5倍には膨れ上がっているゴキノコをアッパー。
同時にザ・マイワールド・プランナーを解除、ゴキノコは天高く飛んでいく。
それを追いかけるように俺もゴキノコの上まで跳び……
「チョーシに乗ったことを地獄で悔やんどけ。」
頭に唯一残っていた復活のファンタズマッシュを髪の毛ごと掴み……
「堕ちろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
割と全力で振り回して下に叩き落とした。
現在俺の手の中には本体から分離したファンタズマッシュと大量の毛髪。
下には下半身が地面に減り込み、てっぺんハゲになった変態。
ここに勝負は決した。
「あ、最後に一発。」
ついでにゴキノコの頭をサッカーボールのように皇帝ペンギン一号しておいた。
一時間後、ようやくゴキノコから元に戻った勇者(笑)が意識を取り戻した。
周りに勇者ハーレムの姿は……無い。
そりゃそーだ、途中からやかましかったのでキノコの胞子の風を勇者ハーレムにだけ吸わせたからな。
今頃保健室のベッドの上にはキノコの温床が幾つも横たわってるだろ。
「おはよう、気分はどうかな?」
「僕は……。」
俺は勇者(笑)の前にリュックサックを落とす。
「サバイバル生活キットだ、さっさとこの国から出ていけ。」
あ、そーだ。
「そういえば【前回】の決闘の要求をまだ言ってなかったなぁ。」
俺はあるものを取り出し勇者(笑)に突きつける。
「これを頭に塗れ。」
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