魔天の煌帝

巨人は翔び、天女は謳う。

まずカラーリングが純白一色から白と蒼になった。
現在は航行形態で、形は左右に二門のレーザー砲、真ん中にビームライフルが備え付けられている。
人型の時は、ヘッドパーツの大まかな形は改修前と変わりないが、顔の部分には隈取りのような赤いラインが顔の左半分にだけ一本刻まれていた。

そしてボディ。
背中と腰にブースターが二つずつの計四つ、二枚一組のウィングが背中に二つ。
そしてストームバレットの代わりとして新たに搭載された新武装【テンペスト・バレット・バレット】通称TBBを搭載。
手には巨大な対戦艦ライフル【スター・ヴァリスタ】が握られていた。

要約、揚げ-2のノーマルウェアとWバレットを合体させたものに春ート混ぜて白と蒼にカラーリングした感じ。

ふぅ、ロボットへの愛が強すぎてつい語ってしまったぜ………。

『さーて、あと少しで聖霊の森だ。』

てかフィラはよく聖霊の森まで辿り着いたな、ヴァンキッシュ・改でも二分かかるってことは徒歩なら四、五時間はかかるぞ。

そんなことを考えているうちに聖霊の森に到着。

五分後、なぜか俺は襲撃されていた。
まだ何もしてないのに！！

『うぉおおおお！！？』

ヴァンキッシュ・改は空中を不規則に飛行しながら後ろから迫る岩の弾丸を回避していた。
下を見てみれば20メートルほどの土人形がこちらに腕から岩の弾丸を乱射していた。
正体は恐らく土の精霊が操る傀儡。

『しょっぱなから侵入者扱いか！』

上等ジャマイカ。
ヴァンキッシュ・改の前では奴らがいかに無力か分からせてやる。