巨人は翔び、天女は謳う。

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次はそろそろ二階に行くか。 んー、ここはどうやら図書室と……浴場か。 ………浴場? んー、うむ、まぁ、うん、えー、うん。 結局映像オフで女子浴場をリサーチ、現実世界は深夜だがこっちは時間の流れが違うらしく真昼間なので風呂に入ってるやつはいなかった。 ということで図書室へ。 おっ、なんか頭良さげな水の精霊を発見。 早速盗聴。 「えーっとぉ……『霊術入門』に……『精霊の歴史』……あとは『精霊王の歴史』……これくらいかしら。 フィラデルフィア様は今リリアン様と修練中だから……もう少ししたら届けにまいりましょう。」 「司書様ー!司書様ー!」 おぉっとここで幼女な水の精霊が登場。 雷が鳴ったがスルー。 「おやクア、どうしましたか?」 「フィラデルフィア様が戦闘学の本も欲しいとのことですー!」 「あらそう、じゃあもう少し量が増えそうねぇ。 クア、貴女も手伝って頂戴な。」 「ハイですー!」 ふむぅ。 次は三階、フィラの反応がある場所だ。 「はっ!やっ!」 「体術に関しては見事の一言ですが魔法や霊術を織り交ぜた戦闘ではまだまだですね、踏み込みが甘い!!」 「くぁっ!?」 その、何と言いますかフィラと一見したらひ弱そうな光の精霊の女性が戦っておりました。
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