巨人は翔び、天女は謳う。

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「貴様に何がわかる……人間風情がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!】 激昂するフィーデルノースの身体が七色の光に包まれる。 光は巨大化していき…… 【精霊ですらない貴様が精霊の何がわかる!!出しゃばるな小童ぁ!!】 なんかほざいてるがそれよりも………重要なのは…… 「アル○ディアス……だと?」 俺の眼前に現れたのは全長50メートル程、純白のマントを纏う荘厳な光の鎧を纏う騎士が浮遊していた。 いや、確かに聖霊王だけどさ。 えぇ~……。 【貴様は今、全ての精霊を敵に回した事を理解しておるのか!! フィラデルフィアは我ら精霊族の最後の希望!!たかが人間風情にその希望を消させるわけにはいかんのだ!!!】 全ての精霊、ねぇ………ククク。 「貴様は誰を敵に回したのか未だ理解できていないようだな……!】 龍王降臨。 さらに二体分身を出し…… 【貴様ら精霊が精霊としてのフィラしか認めぬというのならば……】 【人間としてのフィラを守るため、俺は貴様らの前に立ち塞がろう……!!】 死神明王、大妖怪も続けて降臨。 【【【フィラに手を出すことは龍族、悪魔族、物の怪の三種族を敵に回すと知れ!!!】】】 あれ、周りが静かだ。 あー、そりゃあ200メートルオーバーのボルメテウスと死神明王と焔龍が現れたらこうなるか。 【さて精霊王フィーデルノース、貴君の賢明な判断を期待しようか。】 最初からこーすりゃあよかったんだ。 こっちは片付いた、あとはフィラの頑張り次第だ。
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