可愛いあの子

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「髪やってないからだよ」 心臓がドキドキ鳴る。 こんなんじゃ、丸聞こえじゃん。 「何かあっただろ。てか、昨日から変だったし」 ……気付いてないの? あたしが気付いたこと。 「ホント、何でもないから」 無理に頬を上げて笑う。 それもきっと、“幼なじみ”として心配してるんでしょ? 強がる笑顔と泣きたい想いが交差する。 もう、やめちゃいたい。 でも悔しいけど、あたしは晴馬に“恋”をしている。 現在進行形で。
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