5人が本棚に入れています
本棚に追加
駅にて私は、いつも通りの人々に囲まれ、朝のニュースや昨日みた番組を話す。
いつもの朝、変わりなき充実した日々。
毎日がまるで太陽の光に浴びたようにポカポカと暖かい。
「…サヨナラだ三成。」
ふと誰かの声が聞こえた様な気がした。どこか懐かしく、心地よい太陽のような…
「…いえ、やす?」
自然に言葉が出た。そんな自分に驚き、目を見開く。
私は今何と言った?
自然と口から出た言葉が可笑しなことに思い出せなかった。
声がした方を振り向くと、電車が去っているだけで何もなかった。
END.
最初のコメントを投稿しよう!