幸せのために

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駅にて私は、いつも通りの人々に囲まれ、朝のニュースや昨日みた番組を話す。 いつもの朝、変わりなき充実した日々。 毎日がまるで太陽の光に浴びたようにポカポカと暖かい。 「…サヨナラだ三成。」 ふと誰かの声が聞こえた様な気がした。どこか懐かしく、心地よい太陽のような… 「…いえ、やす?」 自然に言葉が出た。そんな自分に驚き、目を見開く。 私は今何と言った? 自然と口から出た言葉が可笑しなことに思い出せなかった。 声がした方を振り向くと、電車が去っているだけで何もなかった。           END.
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