聖痕の所有者

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幼い時には既に、この国にいた…… 六歳には軍の駒として、ひとつの国と一対一万で闘わせられたりもした… おそらくいつかは、外交の道具として扱われるのが、心を調整され、管理されている俺にも容易に理解する事ができた………。 俺はシアワセなど知らない、父も母もない、空を見たことも無い、見たことがあるのは…… 人の闇……血のセカイ……欲望の渦……紅いソラ……武器の引き金を引く指しか持たない……大人達の背中 「コードIC!飯だ!!」 この時、俺に名は無かった 「あとは頼んだ!気色悪くて………」 「ああ…任せろ!」 廊下で声がする…
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