第一章

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高校生になってからの二度目の春。 去年の春と違うのは君が隣にいないこと。 僕、高橋優斗(タカハシ ユウト)は高校二年生になりました。 一年前の僕は、まさか進級できるとは思っていなかった。 つまり、頭が悪いんだ。 この高校に入れたのも 奇跡に近いくらい。 いや、奇跡かな。 一年前、合格したことに 叫びながら喜んだのを今でも覚えている。 君とまたいれるんだって。 また、ずっと一緒にいれるんだって。
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