第一章

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「ゆーうと!」 ボーとしていたら隼人が ポンッと肩を叩いてきた。 「具合でも悪いのか?」 ボーとしていた、僕を心配してくれたんだろう。 「ううん、大丈夫だよ」 隼人は、そうか?と言って僕の席を教えてくれた。 隼人は僕の高校での最初の友達だ。 内気な僕に、話しかけてくれて友達になってくれた、大事な存在だ。 蓮と一緒にいなくなってから、蓮しか友達がいなかった僕に話しかけてくれた。 僕は自分の席をみつけて ゆっくりと席についた。
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