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「バカって……、あたしは真剣にっ!………って、え…?奏汰……?」
あたしは真剣に奏汰のタイプが気になって、それで乗り込んだのに、それをバカ扱いされて黙って入られなかったから、反論しようと顔を上げた。
そしたら目の前には少し顔の赤い奏汰。
「~~~っ!バカ椎奈!」
少し赤い顔に口元を手で抑えながら言う奏汰は最上級の可愛さ。
「奏汰可愛いー………。。」
「は?俺怒ってんの。わかってるわけ?とにかく帰んぞ。」
そう言いあたしの手を引いて歩き出した。
近くのコンビニで自分の制服に着替え、いつも通りの奏汰との帰り道。
「……何された?」
「え?なにが?」
主語もない言葉。
バカなあたしは理解出来ず聞き返す。
「だから、………あいつらに何された?」
「……あいつら……?………あーーーっ!あいつらか!いや、大したことされてないよ?普通に腕掴まれたくらい。奏汰が来てくれたねー♪」
ほんとは自分で何とか出来たけど、それは伏せておいた。
「ふーん……。なあ………
俺のこと好き? 」
「……………へ?」
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