STORY1†乗込事件

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「バカって……、あたしは真剣にっ!………って、え…?奏汰……?」 あたしは真剣に奏汰のタイプが気になって、それで乗り込んだのに、それをバカ扱いされて黙って入られなかったから、反論しようと顔を上げた。 そしたら目の前には少し顔の赤い奏汰。 「~~~っ!バカ椎奈!」 少し赤い顔に口元を手で抑えながら言う奏汰は最上級の可愛さ。 「奏汰可愛いー………。。」 「は?俺怒ってんの。わかってるわけ?とにかく帰んぞ。」 そう言いあたしの手を引いて歩き出した。 近くのコンビニで自分の制服に着替え、いつも通りの奏汰との帰り道。 「……何された?」 「え?なにが?」 主語もない言葉。 バカなあたしは理解出来ず聞き返す。 「だから、………あいつらに何された?」 「……あいつら……?………あーーーっ!あいつらか!いや、大したことされてないよ?普通に腕掴まれたくらい。奏汰が来てくれたねー♪」 ほんとは自分で何とか出来たけど、それは伏せておいた。 「ふーん……。なあ……… 俺のこと好き? 」 「……………へ?」
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