STORY1†乗込事件

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――――― ―――――――― あたしは唯ちゃんに借りたウィッグと、T中の制服を来て、学校に乗り込む。 なぜ唯ちゃんがこんなもの持っているか気になったけど、渡された時の悪魔の笑みが怖くて聞けなかった……。 とりあえず、来たからには調べないとっ!!!!! 奏汰に直接聞いたって絶対答えてくれないんだから!!! あたしは意気込んで、早速校舎内に突入した。 校舎にはパラパラと帰り始める生徒たちの姿。 早くしないと…………!!! あたしは勇気を出して、近くにいた派手すぎず地味すぎない女の集団に近づいた。 「急にごめんね?ちょっと聞きたいことがあるんだけど……………」 ―――――――― ―――――― 「はあ………。。。」 あたしは人気のない校舎裏の花壇の淵にすわって、ため息を吐く。 あれから何人かの子に話を聞いてみた。 結果…… ・大人の女性 ・落ち着きのある人 ・うるさくない奴 ………あたしと正反対じゃん……。。 でも必ず『勝手な予想だけど』と言われた。 てことは、絶対な訳じゃないってことだよね? まだ希望はあるよね? そんなことを思ったときだった。 「ねえねえ?そこでなにしてんの?」 .
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