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【2012年4月4日(水)7時0分】 【視点:春風慶晴(はるかぜよしはる)】 僕の名前は春風慶晴。 今日から高校生になるいたって普通の京都府民。 それと同時に誕生日を迎え、16歳になった。 僕の進学先は赤花(せきか)学園高等学校。 賢くもなく、アホでもない、 中堅私立学校。 だがそんなの気にしない。 だって併設されている中等部からの内部進学なんだから。 いわゆる中学受験したから、 高校へはエスカレーターってやつだ。 そしてこの学校は何故か剣道部だけが異常に強い。 僕はここに入って、見事全国大会に優勝した。 しんどかったけど。 すると母さんが入ってきた。 「慶晴、準備できた?」 「うん。」 僕は頷く。 おっとこの人の紹介忘れてた。 この人は春風恵花(はるかぜけいか)(53)。 僕の母さんだ。 「じゃあそろそろ出発するね。」 「あとで学校に行くわね。」 僕は母さんとの会話の後、家を出た。
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