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新暦75年9月19日―運命のこの日時空管理局は堕ちた
ミッドチルダは火の海に包まれ、市民や魔導士は逃げまといそれをガジェットが蹂躙する
少し前まで戦艦や魔導士が飛んでいた空は今では、『聖王のゆりかご』と言われる戦艦ただ一隻だけが飛んでいた、少し前まで飛んでいた戦艦は全て落とされたのだ
この状態で統率も取れる訳も無く、最早時空管理局には戦う力は失われていた
そんな中、辛うじて戦う事の出来た機動六課は尽力を尽くしていたが、いくらエース級や有能な人材を集めた所でやはり数の暴力には勝てず敗北してしまったのだ
―???side―
(何でこんな事になったんだろうな…勝てる戦いだった筈なのに)
周りは火の海に包まれ体はボロボロもう動く事さえ出来ない、そんな体で俺は1人の女性を抱き締めていた
女性も俺と同じくボロボロで誰が見ても助かるのは無理だと分かった
「なあ、???どうしてこんな事になったんだろうな?」
「………」
俺が問いかけても帰ってくるのは沈黙だけだった
「なあ、この戦いが終わったらどうする?そうだ、???と前約束したデートに行くか、旅行なんかも良いかもな、どうする???」
「………」
大切な人を失った悲しみなのか、涙が止まらなかった
「何の為の力なんだ、大切な人を守る為に付けた力だろどうして守れなかったんだ、くそくそくそ!!俺は無力だ……」
自分の力の無さが不甲斐なく、悔しく、そして情けなかった
暫く泣き、自分ももう少しで事切れるのが分かった
(もし、もう一度やり直せるなら…「やり直してみる?」)
「え!?」
何処からか声が聞こえた
―???side―終
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