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咲「そう言えば、他の皆は?」
私は、箸を持ったまま疑問を口にする。
平「そう言えば・・・。」
沖「あぁ。左之さんなら、二日酔いで、多分まだ寝てるよ。」
沖田が答える。
沖「でも、他はどうしたんだろ?」
平「だーかーらー、それを聞いてんだよ。」
沖「あ、そっか。」
咲夜の一言で、藤堂と沖田の
他愛のない話が始まった・・・。
そんな中、一人味噌汁を飲んでいた斎藤が口を開く。
斎「ふぅ。二人とも、食事中くらい落ち着きなさい。」
と、一言たしなめる。
咲「さすが。」
二人を一言でたしなめる斎藤さんに、思わず感心してしまう。
平「ごめん。」
沖「ごめんね。」
二人も反射的に謝罪した。
平「で、結局、副長と新八君は?」
再び、最初の質問に戻る。
それに答えたのは、斎藤だ。
斎「副長は、早朝より局長とともに出かけました。新八君は、まだ稽古中です。」
平「まだ、稽古!?はぁ〓。よくやるよ。」
と、藤堂はため息をつく。
そんな中、沖田は剣呑な表情で口を開いた。
沖「近藤さんも、あの人と一緒なの?」
この場合、あの人とは、新撰組副長土方歳三(鬼の副長)のことである。
斎「先程、言ったとおりです。それと、あの人ではなく、副長と呼びなさい。何度言ったら分かるんですか。」
斎藤が、注意する。
それに対して、沖田は、心から嫌そうに答えた。
沖「相変わらずだよね。別にいいんじゃない?本人は今居ないわけだし~」
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