お兄さん

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司の家は、俺様程じゃねぇがかなりの家元だ。 『後継ぎがな…』 重たくなってきた瞼に逆らわずにそのまま瞳を閉じる。 『スー…』 また、いつか話さねえといけなくなる日がきたときに考えるしかねぇか。 「…」 この時、司が起きていたとは知らなかった俺様は本当に自分の体力に限界がきていたんだと思い知った。 ギュッ―…
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