第2章

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海「行ってきます」 俺は今日から桃山学園1年になる。 桃山学園はここら辺では12を争う名門校だ。 レベルが高くお金持ちがたくさん通う私立の男子校で名が知られている。 俺は家は金持ちというわけではない。 だが俺の幼なじみのゆうの両親から頼まれて通うことになった。 ゆうの両親はデカイ病院の医師で経営している。いずれ医師になるためにちょっと遠い桃山学園に通うことになったゆう。だがゆうは泣き虫で甘えん坊で小さい頃から俺がいないとダメな人間だ。勿論最初は俺がいない学園には行かないと断ったみたいだ。 だがどうしても桃山学園に通わしたかった両親が俺に泣いて頼んできたのである。俺は行きたい高校は特別なかったのでOKした。学力はゆうも俺もあったのですんなり合格した。特待生なので俺はお金がかからなかったのがすくいだ。
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