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私立喜多川学園
ここは男子校
2年A組
いつもと同じく 退屈な朝の教室。
幼馴染の聖と、雄一が、今日もクラスメートの竜也に ちょっかいをかけている。
竜也は、ちょっと小さくって、人形みたいに可愛い顔のせいか、学校のアイドル的存在。
どうやら、この2人は竜也に好意を持ってるらしい。
「上田君!ちょっといいかな?」突然、廊下から呼ばれる竜也。
呼んだのは、この学校の生徒会長の田口。
田口は、頭脳明晰、スポーツ万能と完璧な男。でも、面白いことを言ったりするし、付き合いやすい奴。
田口と、竜也は昔からの知り合いらしい。
廊下に出た2人は、しばらく難しい顔をして話し込んでいた。
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