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「さあ、席について。」と担任の声。
「今日は 転入生を紹介する。入りたまえ。」
転入生?この時期に?
入ってきたのは、細身で色白の、今まで見たことのない美形な奴。
男なのに、目が離せない。
「海外に住んでいたんだが、日本で暮らすことになり、うちの学校に転入してきた、亀梨・ヴィラド・和也君だ。」
え?!日本人じゃない?ハーフなんだ・・・
「あー席は・・・赤西!隣の席、空いてるな?」
『あ、はい。』
「じゃ、そこ座って。」
クラス中の視線を浴びながら、そいつは俺の隣に座る。
「よろしく、赤西…君?」
クールな笑顔で挨拶された。
『あ、よろしくな。亀梨君』
顔を間近見たらで、肌は抜けるように白く、髪は薄い茶色、瞳はグレーだ。
なるほど、ハーフだ!と、納得すると同時に、あまりの綺麗さに見とれてしまった。
お、おい。 相手は男だぞ。
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