出会いは

14/31
前へ
/41ページ
次へ
ゆっくり目を開けると、薄暗くなった自分の部屋のベットに横たわっていた。 「夢……か……」 辺りを見回し、もう一度自分の部屋で間違いないか確認した。 「結衣ー」 母があたしを呼ぶ声が聞こえた。 「なにー?」 母の姿を探し、眠気眼をこすりリビングへ向かった。 「もう、何度も呼んだでしょ!!何してたの?」 少し怒り口調の母、 そんな母を無視し、 私はマイペースに答えた。 「疲れて寝てた。」 あたしの話しを聞き流し、母はいそいそと食事の用意に取り掛かった。 「食事の用意手伝って。」 「お姉ちゃんは?」 あたしはお皿を並べながら聞いた。 「バイトで遅くなるって。」 「えっ!今日も?!」 お姉ちゃんが帰ってくると、いつも彼氏と一緒なのに…… てか、何期待してるんだろう、 あたし
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加