出会いは

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恥ずかしいって気持ちは分かるけど、 一瞬……名残惜しいって、感じたのは何だったんだろう。 「ちゃんと帰れる?」 彼はやさしい声で、あたしを気遣ってくれた。 「大丈夫です、…レッレイナ帰ろっ。」 あたし動揺してる。 ヤバい。 慌てて麗奈の腕をつかんだ。 「本当にありがとうございました。」 一度振り返り、淡々とした口調で言い、 軽く頭を下げ、麗奈の腕を引っ張り、駅へ向かった。
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