第一章「お化けを、信じますか?」

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「いい心掛けだ。いいだろう、君をオカルト研究部、柴崎ツカサ霊能力クラブへの入部を許可しよう!」 「…ありがとうございます!俺、頑張ります!」 俺は今、感動のあまり泣きそうになるのを堪えながら、頑張ると宣言した。 これで俺は、強く…! 「そういえば、まだ君の名を聞いていなかったな…、1年生の…」 「杉村祓威です。よろしくお願いします!」 「祓威か…良い名だ。こちらこそ、よろしく頼む。それと…サブ!」 サブ?他にも部員が来ているのだろうか? 俺は辺りをキョロキョロと見回すが、誰もいない。 不思議に思っていると、俺の右肩に重みが掛かった。 「ワシだ!」 「どうわ!猫が喋った!?」 俺の肩に乗っていたのは、オカルト研究会の部室にいた白と黒の毛並みのデブ猫だった。 しかも、普通に喋っている。 「ワシは猫ではないわ!ワシはこう見えて高貴な妖怪だぞ!」 「お前がぁ?…そうは見えないけどな」 「まぁ、余談はそこまでにしようか。彼はサブと言ってな、私の母が妖力を封じられてな、今は私の助手のようなものだ。祓威、よろしくしてやってくれ」 「え?まぁいいですけど…、お前、本当に役に立つのか?」
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