プロローグ

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最近は霊や妖怪といった類の存在がネットや噂で流行っている。 まぁ誰も信じてはいないんだろうけど…。 けど、俺は違う。俺は信じる。 だって、見えてしまうのだから…。 中学に上がった頃からだろうか、俺は霊や妖怪といった類の物を視認する事が出来るようになったんだ。 小学生の時は、なんとなくいるのを感じていただけだったんだ。 その頃は、ソレがお化けなんだとは思わなかったけど…。 この力がある所為で、俺は友達ともろくに遊べず、毎日ヒヤヒヤしながら過ごしていたんだ。 そんなある日、ある奇怪な出来事…まぁ、ストーカーにあってな…、それも妖怪や霊といった類の者が絡んでいるんだ。 そして俺はオカルト研究会の噂を聞いて、そのオカルト研究会に行くんだ。 …思えばその時から、全てが始まって居た様な気がする…。 俺の人生を大きく変えた人物は、俺と同じく、妖怪や霊といった類の奇怪なものが見える。 しかも、対抗策を知っている。 俺はこの人に、話してみる事にしたんだ……。
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