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「へぇ、杉村君って妖怪とかが見えちゃうんですね」
家から学校に登校する途中、偶然藤本と一緒になった。
どうせなので軽く談笑しながら登校する事にした。そして、俺は今藤本に俺の事を話している最中だ。
「まぁなぁ」
「だから、たまに授業中に驚いた表情とかするんですね。納得しました」
へぇ、よく見てるんだなぁ…。
以外だ。
けどまぁ、授業中にふと、窓の外見たら生首があったりするときがあるからなぁ…普通にビビるだろう。
「部室にサブって猫いるだろ?あれさぁ、俺と先輩にはアイツの声が聞こえるんだけど、やっぱり藤村は聞こえていないのか?」
「え?あの子喋れるんですか?まったく聞こえませんよ…」
「本人?曰く高貴なる妖怪らしいけど、先輩のお母さんに力を封じられた、とかなんとかって言ってたなぁ」
まぁ、本当に強い妖怪だったのかは定かではないが…。
先輩のお母さんでも力を半分しか封じる事が出来なかった辺り、本当にすごい妖怪なのだろう。
先輩のお母さんがどれくらいすごい人かもわからないけど…。
まぁ先輩のお母さんだし、凄い人なんだろうなぁ。
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