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「今日は鈴兄が遅く出勤だから一緒に車で送ってもらお?」
「う……うん」
今から徒歩で学校まで向かっていたら完全に遅刻するので大人しく乗せてもらうことにした。
―――
―――――
「鈴兄でも気付かなかったなんて…私と龍くんって本当にそっくりなのね♪」
「そっ……そうだな」
車を降りてコソコソ話す僕たちに当の本人は…
「真梨亜は体調でも悪いの?
いつもの元気がないじゃないか
龍護は……昨日何か良いことでもあったのかな?」
とか言ってる。
……………完全に騙されてる!
何でか僕まで嬉しくなってきちゃったじゃんか……真梨亜と兄ちゃんのバカ野郎!!!
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