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!!!!!!!?
『いってぇぇぇ!!!!!』
「俺の尚都に触んな」
自分の腹部を押さえて転げ回る嘉秀くんを、これまた恐ろしい形相で睨む渉くん……
勿論、尚都くんを庇いながら。
「どどどどうしたの?」
状況を把握しきれていない尚都くんの問いかけに渉くんは声だけで答えた。
「アレはお前を喰おうとしたんだよ」
「僕は食べ物じゃないよ?」
食べるの意味が噛み合っていません。
相手は尚都くんですから仕方ありません。
『ずっとイチャコラしてろバカップル!!!』
少し回復した嘉秀くんは叫び、走って屋上を去っていきました。
「なんなんだアイツは…」
呆れる……というより疲れた。
「あっ……嘉秀お弁当箱忘れてる」
「バカだろwwwアイツ」
「後で届けに行こう?」
(今じゃないのか?
てっきりすぐ届けに行こうって言うと思ってたのに……)
「後で?」
「うん。
だってまだお昼食べてないし、渉と一緒にいたいし……ダメかな?///」
ギュッ
「俺が尚都喰っちまうぞ?www」
「//////////」
自分の腕の中であたふたする尚都くんを見ていたら嘉秀くんの事など、どうでもよくなる渉くんなのでした。
~END~
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