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宗「刀を持っているなんて、詩音は剣術が出来るんですか?」
[そんな、……多分出来ないですよ。護身用、くらいだと思います]
宗「護身用だとしても、刀を持ってて扱えるだけ凄いですよ」
[わ、私もあの刀は使えませんよ!?]
宗「分かりませんよー?もしかしたら凄腕かもしれません!」
[や、止めて下さいよ]
宗「あ!そうだ詩音!」
[??]
宗「一緒に稽古しませんか?近藤さんに教えてもらったりしましょうよ!」
[そ、そんなっ私は!]
宗「せっかく刀を持ってるんです。大きくなって少しは扱えた方が良いと思いません?」
[……………]
宗「もしかして……あの刀は飾りですか?」
[違います!!]
突然声を荒げた詩音に目を見開く宗次郎。詩音ははっ、とすると小さな声ですみませんと謝る。
[そ、その………あの刀は………]
宗「………。ほら、大切なものなんでしょ?なら、尚更自分のものにした方が良いですよ。あの刀達にとっても君にとっても……ね?」
[………はい。]
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