第40章…はじめまして

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宗「刀を持っているなんて、詩音は剣術が出来るんですか?」 [そんな、……多分出来ないですよ。護身用、くらいだと思います] 宗「護身用だとしても、刀を持ってて扱えるだけ凄いですよ」 [わ、私もあの刀は使えませんよ!?] 宗「分かりませんよー?もしかしたら凄腕かもしれません!」 [や、止めて下さいよ] 宗「あ!そうだ詩音!」 [??] 宗「一緒に稽古しませんか?近藤さんに教えてもらったりしましょうよ!」 [そ、そんなっ私は!] 宗「せっかく刀を持ってるんです。大きくなって少しは扱えた方が良いと思いません?」 [……………] 宗「もしかして……あの刀は飾りですか?」 [違います!!] 突然声を荒げた詩音に目を見開く宗次郎。詩音ははっ、とすると小さな声ですみませんと謝る。 [そ、その………あの刀は………] 宗「………。ほら、大切なものなんでしょ?なら、尚更自分のものにした方が良いですよ。あの刀達にとっても君にとっても……ね?」 [………はい。]
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