第40章…はじめまして

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そして戻ってきた近藤に早速宗次郎が話す。すると最初は女子が刀を扱う事に躊躇いをみせたが、もともと刀を持っていたという事もあり納得した。 土方にも話をつけ、基本を近藤が土方が練習相手をする事になった。 宗次郎がやると言っていたが土方に即答で加減が出来ないからと却下され、渋々 立候補を降りた。 だが、……… 近藤の基礎はあまり必要なかった。 竹刀を握った当初は慣れない手つきだったが、日にちが経つにつれまるで感覚を思い出していくかの様に手慣れていった。 その様子を見ていた土方も驚いていたものの何かをずっと考え込み、納得したかのように吹っ切れた顔をしていた。 土方が練習相手になっていても変わらなかった。 詩音は自分から土方に向かっていき、仕掛けていく。土方も避けながら仕掛けるが思っていたよりも腕が良いと考えていた。 詩音は自分が竹刀を扱えた事に驚いていた。 なぜ…?と言ったように、悩んでいた。  
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