第40章…はじめまして

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斎「どんな味だ?」 [……んーー、何とも言えないです。] 総「何ですその感想」 [上手くないのは確かですね、はい。] 斎「さて、……どうしたものか」 総「料理は得意な人がやれば良いんですよ。一くんとか詩音とか」 [皆で当番制なんですから、我が儘言わないで下さい] 斎「…………」 すると、考え込む斎藤。 詩音と沖田は顔を見合わせお互い頭を傾げ斎藤へと視線を向ける。 [斎藤さん?] 総「どうしました?一くん。土方さんに文句があるなら一緒に乗り込むの手伝いますよ?」 [斎藤さんを巻き込まないで下さいよ] 総「ははは、冗談ですよ」 斎「提案があるのだが……」 斎藤の言葉にまたもや首を傾げる二人 気にせず斎藤は話し続けた。 斎「担当を作らないか?互いが得意な物を決めて」 [あー、なる程ーって!駄目ですよ!ここにいる沖田総司という人間は料理の腕は壊滅的なんですから!!] 総「酷い言われようですね。良いんですよ、僕は刀があれば」 [結果斎藤さんが全て作るようになってしまいます!] 斎「それはそれで仕方ないのだろう」 [斎藤さん………っ、] ーーあなた良い人すぎますよ!! すると、腕を組み不機嫌な雰囲気を醸し出しながら 総「ちょっと、僕に対してかなり失礼じゃないですか?詩音」 [総司は食べる専門ですからね、、、] 総「君もでしょう!」
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