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それから徐々に斎藤は沖田から話しを聞き出し、不機嫌な理由を突き止めた。
近くで聞いていた平助はその理由に苦笑いし「詩音に言えよな~」土方は「お前らはまたか…」とうなだれていた。
土方の様子が気にくわなかった沖田は「はぁぁぁあ?」と突っかかっていた。
それからーー
土方と沖田は話し合いという名の言い合いをした。
詩音が呼び方を変えたがる理由が土方には分かっていた。
詩音から色々と相談という名の愚痴を毎日のように聞かされていたからだ。
そこで土方は言ってしまったのだ。
「うるせー!分かったよ、何とかしてやるからジッとしてろお前は!!」……と。
だからこそ、沖田を説き伏せたかったのだ。
土「分かったか総司」
沖「……」
土「返事」
沖「………フンっ」
プイ、と頬を膨らませながら顔をそらす沖田にブチ、と土方の何かがキレた。
土「て、てめぇ………っ、」
沖「…………」
ツーン、と土方を無視する沖田に見ていた平助と斎藤はオロオロと二人を心配していた。
主にオロオロしてたのは平助で斎藤は土方がキレないように心配していた。
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