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機嫌が悪そうに見えていた沖田だったが、内心沖田自身も分かっていた。
だがどうしても納得出来ない自分が勝ってしまったのだ。
沖「まったく、土方さんに言っても無駄ですね」
土「あああ??」
沖「付き合ってられませんよ」
土「付き合ってのは俺だ!」
「嫌だ嫌だ」と言いながら部屋から出て行く沖田に土方はブチギレそうになっているのを平助に必至に止められていた。
斎「……よろしいのですか?」
ジッと様子を見ていた斎藤だが、部屋を出て行った沖田が気になるのか土方に意見する。
土「……………、アイツも分かってるはずだろ。…そこまで分からず屋じゃねぇだろ。」
平「総司も素直じゃないからなー、」
斎「…………」
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次の日ーー
[沖田さん、斎藤さん。おはようございます。]
斎「ああ、おはよう詩音」
沖「…………おはよう、ございます…」
[!!!?]
ーーあ、沖田さんって呼んだのに返してくれた………。
沖「………っ、、……」
[……………]
ーーかなり我慢してるようだけど…、
嫌々ながらも納得した沖田だった。
それからは呼び方にも慣れたらしく普通に返事をしてくれるようになったが、嫌なのは変わらないらしくその鬱憤は平隊士達の稽古で晴らされていた……らしい。
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