第41章…現状、現実。

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斎「………ただ書物か??」 そう思い、ただ何となくパラパラと中を開く 斎「!!?…っ、これは………」 中は文字がぎっしり書かれていた。 それは見覚えのある…綺麗な詩音の筆跡だった。 斎「………詩音の…」 パラパラと、めくっていくと最初の方はぎっしりと文字で埋め尽くされていたが、後になるにつれて文字がだんだん少なくなっていた。 斎「………晴。…今日は曇ってる。……朝は雨が降っていたけど夜は晴て星が綺麗…」 パラパラ 「今日は副長から最中をもらった。貰い物らしいけど、私が好きそうだからって分けてくれた。言われた通り、沖田隊長には見つからないように隠しておいた。少しずつたべよう……。」 パラパラ…  「……今日から島原で潜入捜査。これから数日かけなくなる。絶対情報持って帰ってくる」 パラパラ…パラ、 「今日は書けそうだから書いておく。驚いた、まさか長州の人達の座敷につくなんて思わなかった。とても楽しい時間だった気がする。意外にも気さくな方達ばかりだった。」 「正体が知られた。失敗した可能性大」 パラ…… 「脅されなかった。」 パラ 「取引のような事をした。おかげでこちらの情報は言わなくて済む。」 「楽しかった甘味処。まさか私が案内するとは思わなかった。でも喜んでくれてたみたいで嬉しかった。」 斎「これは、詩音の……日記帳、、、」
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