第41章…現状、現実。

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[……今度は、本当に母上が眠る場所に行きますね。絶対に。] 少し、時間はかかってしまうかもしれせん。 いつになるかも分かりません。 本当に行けるかも、まだ分かりません。 でもーー [また会うと、決めたんです。] 母上に、会うと………。 話したい事は沢山あるんです。 いっぱい、いーっぱい…、話したいんです。 [まだ私は、本当の倖城詩音には戻りきれてなくて……瑞宮詩音のままですが……、私を受け入れて下さいますか?] 都合よく、助かった私を……。 母上を助ける事が出来ずに、自分だけのうのうと助けられ…何もかも忘れていた事を……。 [いいえっ、違う。………許さないで下さい。] 今も……、何も捨て切れていない私を。 [………誰も、………怒ってくれないんです。皆…私を咎めはしないんです。 だから、………あなただけは、私を許さないで下さいっ] これも、逃げてるんです。分かってます。分かってるんです。 それでも、……つい、甘えてしまうんです。 だから……決して全員から許されている訳ではないことを、意識させて下さい。 [私はそれだけで……、決意…出来るんです]
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