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明「……すまないね、棗は少し強気な所があってね。たまに言い過ぎてしまう事があるんだよ」
［……きっと、今のは私の方が酷いんだと思うから］
明「詩音」
［……何ですか？］
明「………。大丈夫だったかい？」
［だい、じょうぶ……？］
明「いや、……気にしないで。……それよりも僕達は君を迎えに来たんだよ。帰ろう？皆、待ってるよ」
［皆、待ってる……？］
明「うん。当たり前だよ」
明音の言葉にジワリと胸が暖かくなっていく。
「待ってる。」
その一言が、とても嬉しかったのだ。
明「話しは出来た？礼司さんと」
［……ぅん、出来たよ］
明「そっか……。良かった良かった」
［でもどうして明音はここに「ここが分かったのかって？」……うん。］
明「本当にただの偶然だよ。新城の別宅があるのは知っていたけどまさかいるとは思ってもなかった。でもね、棗が全部潰していこうって言ってね…行動したんだよ。新城の忍びと途中であってね、案内してくれた。最初はかなり警戒していたんだけど、見たところその必要もなさそうだしね。」
ぼーっと、している詩音に明音は声をかけるがどことなくはっきりしていなかった。
明「混乱、してるよね？」
［……もうぐちゃぐちゃで………、、］
明「………詩音、」
［でも大丈夫。解釈出来ない量じゃないから］
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