1940人が本棚に入れています
本棚に追加
明「焦る必要なんてないから。ゆっくり、時間をかけても良いんだよ」
[ありがとう……]
明「……うん。…………さて、と……。いい加減入ってきたらどうです?そこが居心地良いとは思えませんが……?」
と、言い放つ。
詩音も微かに気配を感じていたが、明音のようにまでは確信がなかった。
すると、ガタンと屋根が外され天井から人が降ってきた。
明「悪趣味ですよ。忍びさん」
〔悪いとは思いますけど、こっちも仕事何ですよ〕
[………静、さん]
静〔怪我は大丈夫なんですか?〕
[はい。…心配いりません]
静〔傷をつけたのは私なんでね、気にはなりますよ。まぁそこまで深くはつけてないはずですよ。〕
明「あなたが傷をつけたんですか……?」
静〔まぁ、結果的にはそうなりますね〕
明「………」
[あ、明音っ、わ、私は大丈夫だから!]
明「大丈夫なんかじゃない。詩音、怪我っていうのは一歩でも間違えれば死に至るんだよ?……それに加減なんてもの、忍びは絶対にしない。」
静〔………。クス…よく分かってますね。流石ですよ。忍びは主の命令だけをこなしていく陰の存在。徹底的に排除するのみ〕
[………、]
静〔逆を言えば、目をつけられなければ良いだけの話しなんですよ〕
最初のコメントを投稿しよう!