第41章…現状、現実。

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明「焦る必要なんてないから。ゆっくり、時間をかけても良いんだよ」 [ありがとう……] 明「……うん。…………さて、と……。いい加減入ってきたらどうです?そこが居心地良いとは思えませんが……?」 と、言い放つ。 詩音も微かに気配を感じていたが、明音のようにまでは確信がなかった。 すると、ガタンと屋根が外され天井から人が降ってきた。 明「悪趣味ですよ。忍びさん」 〔悪いとは思いますけど、こっちも仕事何ですよ〕 [………静、さん] 静〔怪我は大丈夫なんですか?〕 [はい。…心配いりません] 静〔傷をつけたのは私なんでね、気にはなりますよ。まぁそこまで深くはつけてないはずですよ。〕 明「あなたが傷をつけたんですか……?」 静〔まぁ、結果的にはそうなりますね〕 明「………」 [あ、明音っ、わ、私は大丈夫だから!] 明「大丈夫なんかじゃない。詩音、怪我っていうのは一歩でも間違えれば死に至るんだよ?……それに加減なんてもの、忍びは絶対にしない。」 静〔………。クス…よく分かってますね。流石ですよ。忍びは主の命令だけをこなしていく陰の存在。徹底的に排除するのみ〕 [………、] 静〔逆を言えば、目をつけられなければ良いだけの話しなんですよ〕
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