第42章…後悔と再会

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棗〔ちょっ、離れて下さいっ!〕 [ぁ、嫌…でしたか?] 棗〔ぁ、いや!っ、嫌ではないですけどでも!……その、あまり……抱きしめられると、……は、…恥ずかしい…です…/////〕 [………………] 瞬時に思った「何この可愛い生き物」と。 真っ赤にさせた顔を腕で隠しているがあまり隠れていない。 結構真っ赤であるのが見えている。 それを紛らわさせようとしたのか話しを変える詩音 [棗くんは、歳いくつなんですか?] 棗〔……?十七、ですけど〕 [わ、元服したんですね。もう立派な大人という事ですね?] 棗〔子供扱いしないで下さいよ〕 [すみません。ではご兄弟は?いますか?] 棗〔弟がいます。一人〕 [そうなんですか?お名前は?] 棗〔名前はーー〕 と言おうとした時に「やっぱり待って下さい!!」と詩音が止めた。 せっかくなら自分が当てると言い出した 棗〔多分、かなり難しいと思いますよ?普通の名前ではないと思うので〕 [普通じゃない……??困りました。…しかし、棗くんの弟なら名前の語源が寝ていてもおかしくはないですし。] 棗〔……花よりも植物よりだと思いますよ〕 [しょ、植物?ですか?!っ、え] 棗〔むしろ…木、ですかね 〕 [き、木?ですか?]
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