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棗〔!……こ、子供扱いしないで下さい!歳はそんなに変わらないんですから!!〕
明「?…どうしたんです?いきなりそんなにムキになって。」
棗〔べ、別にそんな事はないですけど…〕
ほんのり頬を赤く染め、チラリと詩音に視線を向ける
視線に気づいた詩音は少し首を傾け頭上に?を浮かべていた
棗〔………〕
ーー恥ずかしい、なんていえるわけない
明「!!……ま、まさか棗………。だ、駄目ですよ!?」
棗〔な、何がですか!?〕
明「僕は許しませんよ!絶対に!いくら棗だからって渡しませんよ!」
棗〔だから何がですか!!〕
[用事は終わったんですか?]
九十九〔はい。すみませんでした、何も言わずに〕
[いえ、そんな。大丈夫ですよ。棗くんとお話し出来ましたから]
九十九〔そうですか、それは良かったです。〕
すると、今まで棗と話していた明音がガシッと詩音の肩を掴む
驚いたが明音の様子がおかしい事に気づいた。
[どうか、しました?]
明「詩音。僕は、許しませんよ!大体詩音にはもう栄太郎っていう立派な相手がいるでしょ?!」
[ぇ、どうして吉田さん……?]
明「僕は、栄太郎ならって…」
[ちょっ、ちょっと待って下さい!相手って、何のですか!私そんな相手いませんからね?!]
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